
電話の見えないコスト
クリニックでは、今も予約の多くが電話で受け付けられており、そこには二つのコストがあります。一つ目は目に見えるもので、受付スタッフが一日の多くを電話対応に費やしていることです。二つ目は目に見えず、より高くつくものです:鳴っても誰も出なかった電話です。
診療時間外や昼休み、話し中のときに電話をかけた患者は、たいてい伝言を残しません。リストにある次のクリニックに電話をかけます。その患者が存在したことに、あなたが気づくことはありません。
オンライン予約はその穴を埋めます。夜中に痛みが出た人は、朝に電話をかける代わりに、その場で予約します。クリニックのオンライン予約のかなりの割合が診療時間外に入っているのは、偶然ではありません。
よい予約フローとは
よいシステムは、患者に求める入力ができるだけ少なくなっています。手順は三つを超えるべきではありません:診療内容を選ぶ、時間を選ぶ、氏名と電話番号を入力する。
実際の空き状況。カレンダーは担当医の実際のスケジュールを反映していなければなりません。依頼フォームを送らせて「こちらからお電話します」と伝えるのはオンライン予約ではありません。患者は同じ不確かさの中に置かれたままです。
担当者ごとのカレンダー。施術者が複数いる場合は、患者が選べるようにすべきです。勤務日も予約枠の長さも異なるからです。
余裕時間。予約と予約の間に、清掃や準備のための時間を確保しましょう。実際の所要時間に基づいてシステムを組まないと、遅れが積み重なり、待合室が混み合います。
確認とリマインダー。予約時にSMSまたはWhatsAppで確認を送り、前日にリマインダーを送ります。これは無断キャンセルを減らす最も安価な対策です。リマインダーを送らないクリニックでは、空き枠の発生率が目に見えて高くなります。
健康情報とプライバシー法
ここは慎重さが必要な部分です。予約フォームから患者がどの診療を受けに来るのかがわかった時点で、その情報は要配慮個人情報になります。健康情報には、別個の、より厳しい規制が適用されます。
実務上必要なのは、個人情報の取り扱いに関する通知、健康情報についての別途の明示的同意、データの保管場所の明確化、そして保存期間の設定です。予約の詳細を暗号化されていないメールでやり取りすべきではありません。
もう一つよくある失敗は、予約フォームに「症状をご記入ください」という自由記述欄を設けることです。患者は診断名や服用中の薬を書き込んでしまいます。本当に必要でない限りこの欄は設けないでください。設ける場合は、それに合わせて同意文を作成しましょう。
画像の掲載にも許可が必要です。ビフォーアフターの写真は、患者の別途の書面による同意なしに掲載することはできません。
すでにお使いのシステムとの連携
多くのクリニックはすでに患者管理ソフトを使っています。オンライン予約が孤立した仕組みとして動いていると、受付スタッフが二つのカレンダーを手作業で突き合わせることになり、それは最初のダブルブッキングが起きるまでしか続きません。
正しい形は連携です。ウェブサイトで受け付けた予約がそのままクリニックのソフトに入り、キャンセルや変更も両方に同時に反映されるようにします。ソフトにAPIがあればこの連携は構築できます。ない場合でも、少なくとも一方向の転送と、基準となるカレンダーを一つに決めるルールを取り決めましょう。
判断するときはこう問いかけてください:受付スタッフは日中、二つの画面を開いておく必要があるか?答えが「はい」なら、システムはまだ完成していません。
効果を測定する
オンライン予約が機能しているかどうかは、三つの数字でわかります:月間のオンライン予約数、診療時間外に入った予約の割合、そして無断キャンセル率です。
最も重要なのは三つ目です。リマインダーを導入した後、無断キャンセル率がどう変化したかを測りましょう。その数字から、システムの費用を何か月で回収できるかが直接わかります。
予約の流入元も追跡しましょう。予約した患者はどこから来たのか、Google検索か、マップのプロフィールか、Instagramか。それがわかれば次の期間の予算をどこに配分すべきかが明確になり、推測に頼る必要がなくなります。